歌とラップの違い
皆さんにとってラップってどんなイメージでしょうか。
「普通の歌より早口で難しそう」って思っていませんか?
このイメージは半分正解ですが、半分間違いです。
確かにラップは普通の歌に比べ早口である事は間違いありません。
しかし難しいかと言えば、僕はそうは思いません。
なぜなら歌は“リズム”と“メロディー(音程)”を意識しなければいけないのに対し、
ラップは極端な話“リズム”さえ意識すればいい歌唱法だからです。
もちろんメロディーを付けて歌うラップというのもありますが、
そういった類の曲でも普通の歌ほどメロディーを意識して歌う必要はないでしょう。
ラップは、歌のように音を伸ばしたりする事がほとんどない為、
仮に音程を外したとしてもさほど気にならないからです。
ラップを歌う時に重要なのはメロディーじゃなくてリズム、
とにかくリズムだけを意識すれば良いのです。
嘘だと思ってその辺にある文章(メールや新聞など)を、
リズムを意識しながら読んでみてください。
それだけでも結構ラップっぽくなるハズです。
そして、その“リズムを意識しながら文章を読む”という行為を突き詰めていくと、
こんな曲ができたりもします。
↓↓
Japanese Sutra Rap from Hannya Singyo (般若心 ...
お聴きの通り、この2曲は般若心経をそのまんまラップにした曲です。
般若心経をリズミカルに読んでいるだけ。
でもこんなにグルーヴィーでかっこ良い曲になっちゃうんです。
このように、ラップは“気持ちの良い言葉のリズム”をひたすら追求する音楽なのです。
歌が、歌詞でメロディーを奏でる歌唱法であるならば
ラップは、歌詞でリズムを刻む歌唱法。
口笛とヒューマンビートボックス(ボイパ)のような違いがそこにはあるというわけです。
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